【第3回 自家製麺の作り方】製麺は「速さ」が命!毎時100食以上つくれる業務用製麺機の魅力

今回のテーマは、業務用製麺機の“スピード”に関する豆知識です。

飲食店にとって「美味しい自家製麺を安定して提供する」のは当たり前。
それに加えて、「どれだけ効率よく大量に製麺できるか」は、繁盛店・チェーン店・製麺所などにとって、売上を大きく左右するポイントです。
最新の業務用製麺機は、毎時100食、200食、それ以上の製麺が可能!
今回はそのスピードがどのように実現されているのか、どんな現場に向いているのか、導入メリットまで掘り下げていきます。

「毎時100食」って、実際どのくらいの量?

まずはイメージから。
たとえば中華麺1玉=約130gとすると、100食で約13kgの麺を1時間でつくることになります。

製麺の流れとしては:

  1. ミキサーで水回し(粉+水)
  2. 生地をローラーで延ばす
  3. 厚みを調整しながら帯状にする
  4. 切刃で麺の形にカット
  5. 必要に応じて打ち粉や計量

この一連の流れを1時間で100回以上繰り返せる性能を持つ機械。
単純計算でも「1分間で2食以上」という驚異のスピードです。

◆大量生産を実現する製麺機の特徴とは?

では、どうしてそんなに早く製麺できるのでしょうか?
その秘密は、各工程の自動化と設計の工夫にあります。

1. 強力ミキサーによる高速加水・混練

通常10〜15分かかる加水・練り工程を、5分以内で終わらせることが可能。

2. 大型ローラーによる一発成形

生地を連続で延ばせることで、成形工程が止まらない。

3. 切刃と連動した送り装置

スムーズな麺切り+自動で次の生地を送る仕組みで、タイムロスがない。

4. 自動粉ふり・玉取り装置(オプション)

切った麺を自動で一定量ずつ分け、打ち粉をかけながら回収できる。

これらが組み合わさることで、人がほとんど介在せずとも安定した麺が次々と生産されていきます。

◆実際にどんな現場で使われている?

◎ラーメン・うどんの繁盛店

→ 昼・夜のピーク時に向けて、仕込みを一気に済ませることが可能。冷凍ストック用の生産にも活躍します。

◎チェーン店・セントラルキッチン

→ 一括製麺&各店舗配送を行うため、1日数百〜数千玉の製麺が日常。

◎製麺業者(OEM)

→ 客先ごとの特注麺を効率的に製造し、ロスなく納品。オーダーメイド対応でもスピード重視。

このように、「安定して、早く、多く」作る必要がある業態にはまさにピッタリです。

◆製麺のスピードが店の利益にどう直結する?

大量製麺の能力は、単なる「数の話」ではなく、経営の安定性にも直結します。

◎人件費の削減

→ 熟練スタッフを何人も配置しなくても、1〜2人で製麺が完結。
教育コストや属人化リスクも低減。

◎仕込み時間の短縮

→ 朝の仕込みが2〜3時間短縮できれば、開店準備や接客対応に集中可能。

◎食材ロスの削減

→ 必要な分だけを正確に製造でき、無駄が出にくい。

◎「つくりたて」をすぐ提供

→ 回転率UP、顧客満足度UPに繋がる。つまり、「美味しい+早い」が揃えば、お客様の評価も、スタッフの働きやすさも、利益もすべてUPするのです。

◆導入前にチェックしたい3つのポイント

1. 設置スペースは確保できるか?

→ 高速タイプはサイズもやや大きめ。最低でも1.5畳以上の製麺専用スペースが必要です。

2. 生産能力は過剰でないか?

→ 小規模店なら、毎時30〜50食程度の中型機で十分な場合も。用途に応じた選定を。

3. 清掃・メンテナンス性はどうか?

→ 分解洗浄のしやすさや、部品の交換対応可否も要チェック。

メーカーや販売店によっては「導入前の無料試作」や「現場へのデモ機設置」などを行ってくれるところもあるので、活用しましょう。

 ◆まとめ|“回転率の高い店”こそ、大型製麺機が活きる!

業務用製麺機は、単なる「麺を作る道具」ではありません。
それは飲食店にとって、”利益を支える“生産ラインの要“でもあります。

  • 毎時100食以上の製麺が可能
  • 食数に応じた仕込みができてロスが少ない
  • 作業時間の短縮で人件費の効率化も

そんな製麺機を導入すれば、
ピークタイムの厨房が、まるで“整った工場”のようにスムーズに回り始めます。

「手打ちの良さ」を残しつつも、「量とスピード」で勝負するなら、製麺機のパワーを最大限に活用しない手はありません。

気になる機種、製麺機の導入、自家製麺の作り方について
ぜひ製麺機ドットコムへご相談ください。
プロの視点で、最適な提案をさせていただきます!

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